はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

コップクラフト 第10話「COCK ROBIN, JOHN DOE」感想

 こんなに待ったのに、靴下市長候補もいなくなってしまった…。

 

今週の内容

ケイが出勤の支度をする中、テレビで市長選に対する騒ぎを取り上げるテレビを見るティラナ。街頭インタビューでの、セマーニ人の人権を考えるモゼリーメ派、宇宙人排斥という極右のツゥルテ派、治安が良くなれば誰でも良いと言う無所属派の意見が映し出され、ティラナは民主主義の一端を理解した様子だった。

モゼリーメの事務所に向かう途中で、保守派のカーンズ候補を撃った銃の出所が、不明であると言う情報を得るケイ。密造品や盗難品にしろ、出所は分る筈だと首をひねるケイに、ティラナはありふれた武器なら、分からないものなのではと聞こうとしたところで、モゼリーメの選挙ポスターが目に入り、デートクラブでの一件とゾーイ殺害の件で彼を裁きたいと考えていたティラナは、急に口数が少なくなるのだった。

警察の身分証を見せ、建物内に入るケイとティラナ。モゼリーメのいる部屋までの移動の間に、ケイはティラナに「候補者殺害の件」で調査に来ていることを念押しし、デートクラブを利用していた事実をもみ消すために、ゾーイを殺害したと思われる件については、今回は触れないように忠告する。

あまり納得していないティラナだったが、死人操りのミルディにかかっている人物がいないことを確認するようにと、話を変えたケイに従い、セマーニ人の鋭い嗅覚を使って、建物内にはいないことを確認する。

そうやって廊下を進んでいく二人だったが、ケイがジャーナリストのケビン・ランドルに声を掛けられた事で一度足を止めることになる。

情報を掴ませまいと、調査の内容も、ティラナが関係者かどうかもノーコメントで通し、候補がいる部屋へと移動を再開するケイ。ケビンはそれでも、大事なメールを送るから呼んでほしいとケイに伝え、二人を見送るのだった。

ケイ達が候補者の控室に入ると、それまで和やかに話していたモゼリーメ候補は人払いを行い、その場で質問に答えるつもりは無いと、硬い表情で言い放つ。しかし奥から出てきた候補の妻であるマーラによって、後ろ暗い事は無いのだからと、質問を受け付ける流れになるのだった。

夫のコールに何も言わせず、ケイの質問に回答していくマーラ。対立候補のトゥルテ候補が殺害されると言う突っ込んだ想定を、敢えて聞いたケイに、マーラは武器での解決は行わないと明言するが、ティラナは揚げ足を取るように、死人操りの術なら武器では無いと発言する。しかしこれにも、平然と死人操りの術があると聞いたことがあると、あくまでも知識が無いことを匂わせ、普通のセマーニ人が使えるものでもないことを指摘して返すマーラ。ここまでのやり取りで応対時間の終了となり、建物を出て車に戻ったケイとティラナは、コールよりもマーラの方がやり手であり、ゾーイ殺害の件も指示をしたのは彼女ではないかという認識を一致させた。

しかしケイは、マーラをゾーイ殺害の犯人と決めつけようとするティラナを抑え、もう一人の市長候補であるトゥルテにも話を聞き、候補者殺害の件の情報収集を優先させる。そんな話をしている中、演説会場から銃声が聞こえ、即座に現場に向かおうと車から降りるティラナ。しかしケイはその手を取り、自分たちの隣の駐車スペースにあった選挙管理用の放送車に乗り込み、撃たれた時の映像と、逃げ惑う会場内の人の動きが映る映像の提供を受ける。

ケイは、会場内の人間の歩く速さ、振り返る回数、興奮して口を開けている者をAIの認識で除外させ、該当人物を三人にまで絞り込む。ティラナがその手腕に感心している間に、その中でも映像にあった身体的特徴の男が出ていった出口を確認し、確保に出る二人。

ティラナは移動の間に衣装を戦闘用に変化させ、逃げる人々を避けて駐車された車を足場に進んでいき、ケイよりも早く犯人の男が出た北口に到着する。

ケイが到着した時、ティラナは「水、砂、水、光 香りの波紋 色の残滓」と二度唱え得ており、探していた男を指さしてケイに知らせる。

犯人の男はケイのちょうど後ろに居たため、ケイは振り返り、銃を構えて手を挙げる様に警告するが、男はケイとの距離を詰めて、ためらわずに撃ってきた。なんとかこれを避けて反撃に撃ったケイだったが、弾は外れ、今度はティラナが剣で男に切りかかろうとするが、近くにいた男性を盾にしたうえ、彼女に向けて押し出したため、ティラナは男性を受け止めるしかなくなってしまう。しかしケイはその隙をついて相手の左胸に被弾させるが、それでも男は倒れることなく、自分を追いかけるケイに向かって、自分の近くにいた幼い少女を蹴り上げ、ケイに衝突させて逃走を図るのだった。

ティラナが男を追いかけていたが、自分の足では見失うと感じたケイは、近くにいた三輪車に乗った男性に手帳を見せ、警察顕現で借り受けて犯人を追うことにする。

通常車とは違い、小型な三輪車で細い路地を駆使してティラナ達の姿を捕えたケイ。運転中に事件の内容と応援の要請を行い、ティラナとの体術戦を制して路地に着地した男に、車ではね飛ばし、うずくまる男に銃を向けつつ確保に向かう。

車にはねられてもなお、突然起き上がりケイに向かって攻撃を仕掛けようと突進する男に、ケイは容赦なくさらに2発の弾丸を打ち込む。それでも男は拳を繰り出し、三輪車のガラスを砕いて見せ、ケイは借り物の三輪車が完全に破壊されたことに、少々まずいと言う意味合いを込めて驚きの声を上げる。

男にさらに銃弾を撃ち込むケイだったが、男の蹴りを受けて愛銃から手を放してしまい、切り札の足首のリボルバーに手を伸ばす。ケイがそうしている間に男の方も銃をケイに向け、とどめを刺そうとしていたが、そこをティラナが剣で切り付け、男を戦闘不能に追い込むことに成功する。

それでも、さらに切り付けようとするティラナを止めたケイに、ティラナは基本的人権と言う物に捕らわれ、情報を吐くことのない犯人にとどめを刺さないのかと、目を伏せるのだった。

倒れたセマーニ人の男が「レーゼよ感謝します」と残し絶命すると、その容姿が地球人の男へと次第に変わっていくことに驚くケイ。ティラナは相手が変身のミルディを使用している事に、追跡中に気付き、死人操りの傀儡ができるものでは無いとケイに教える。以前のデニス・エルバジが、セマーニの術と地球の科学を融合させて妖精爆弾を製造していたように、地球人にもセマーニの術を体得する者が居いるはずだと、変身のミルディを使っていたのが地球人であっても驚かないティラナ。

ケイは自分のスマホで男の人相を写真に収め、男の持っていた銃を証拠品として袋へ入れようとしたところ、ティラナはラーテナの匂いがするからと、内部の球を抜き、自分に渡すように言ってきたため、内緒にしろという条件付きで言う通りにするケイ。するとティラナは空になった銃を手に、「回れ、回れ、回れ 鍛冶の神の御名のもと 回れ、回れ、いざ回れ」と唱える。すると銃は発光しながら形を変え、カメラへと変わり、弾薬までも同じ手順で乾電池に姿を変えた。

ティラナはこれらをヴァイファート鋼だと話し、貴重な資源であるヴァイファート鋼を犯罪に使用する点は呆れたようだった。しかし造りは精巧なものだと評価し、自分の国の鍛冶師では作ることはできないだろうと言う。ケイは厳重な警備を敷いている会場に武器を持ち込むからくりが、これで判明したと返し、今は武器の状態に戻しておけとティラナに指示を出す。

ティラナがヴァイファート鋼の形状を武器に戻し、犯人の最後の言葉について話そうとした時、FBIの車がサイレンを鳴らしながら到着し、ケイとティラナに銃を向けつつ動くなと近づいてくる。ケイは同業者に向かって態度が悪いと言い返すが、FBIの横柄な態度は変わらず、証拠品と犯人の男を持っていってしまうのだった。

結局FBIの聴取につき合わされ、解放されたのが夕方になったティラナ。余計なことは言わなかったかと言うケイに、まずはねぎらいの言葉を掛けろと不服顔なのだった。

到着していたジマーは、コール・モゼリーメがあの後搬送先の病院で死亡したことを伝え、さらにFBIではなく市警でこの案件は追うと意気込み、手がかりはケイがスマホで撮影した犯人の人相だけだと愚痴るのだった。しかし、ケイとティラナに念のために隠し事は無いかと尋ねたジマーは、FBIがいるこの場では話せないことを二人が掴んでいたことを知るのだった。

犯人が持っていた拳銃が、ヴァイファート鋼で作られ、その形を変えることを説明するティラナ。ジマーの主任室には、トニーとゴドノフ、ジェミーとキャメロンもおり、総勢7人でティラナのヴァイファート鋼がどのようなものであるかの講義を聞く。ティラナの普段着ている衣装もヴァイファート鋼であり、「戦いの神と鍛冶の神 ここに調和し守り給え」と唱えると、形状を変化させる。その過程を皆の前で見せたティラナは、衣装を触らせ、見た目以上の重量を体感させる。

セマーニ世界では、ヴァイファート鋼で作られた武具はラージ族の職人が作るため、同じものはふたつとして無いと言うティラナ。話の流れ上、ラージ族が地球の技術を知る者と結託して、今回の武器を製造した線が浮かび上がり、ジマーはそれぞれに必要な情報は以上だと話を切り上げ、それぞれ捜査に当たるようにと指示を出す。

ケイにはトゥルテ候補への聞き込みに行く様にとジマーは付け加え、今夜は帰宅するケイとティラナ。その道すがら、デモで渋滞に巻き込まれてしまい、ティラナはその間に14部署の警官からの苦情を聞かされ、三輪車の件は自分は知らないと言い返していた。三輪車の持ち主から、苦情が来ていることを知ったケイは、いたたまれなさそうに知らなかった振りを決めるのだった。

その話から、思わず逃れようと目をそらしたケイは、デモの参加者が宇宙人排斥を訴えているところを目撃する。ティラナも特に何かをしようとは考えてはいなかったが、「ET GO HOME」と声を上げる人々を見て、思わず膝の上で服を握るのだった。

 

ここから感想

ゼラーダが、二つの世界が交わることを好ましく思っていなかったことを思い出した。だったら、貧困に悩むセマーニ人の援助なんて掲げているモゼリーメはすぐに捨てられるよな。ってことは、あの悪役っぽい奥さんは一体何だったんだ?単に夫を亡き者にして、自分が選挙に出て、まんまと市長になるのが目標だろうか?来週出ればそこら辺が語られるかな。

そして、ゼラーダの思惑通りかわ分からんが、セマーニ人排斥の機運が高まっている中、極右のトゥルテに聞き込みに行くケイが、問題なく終わるとは思えないんだよな。おそらくケイは聞き込みにティラナは連れて行かないかもしれないけど、世の中が自分の意見に沿ってきたトゥルテが、また余計なことを言えば、ケイ一人でも問題は起こりそうだな…。

にしても、この件でゼラーダまでたどり着けるのかね?もう一度彼の思惑を聞きたいところなんだけど、出る時間は無いかな…。

 

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フルーツバスケット 第24話「帰りましょう」感想

 前作のアニメが、打ちのめされる透に対し、通りすがりの慊人が追い打ちをかけるのと、咲とありさが背中を押すシーンがあって、繫がりがあれ?とは思う部分が有るものの、緊張感はやっぱりあっちの方が上だったな…。

 

今週の内容

幼少の頃、母親の葬儀の席で「自殺に追い込んだ」「猫を生んだ所為で」と悪意ある言葉をささやかれていた夾。自分の所為で母親が自殺したと言うことを、必死に否定する夾に、唯一「分かっている」と声を掛けた藉真は、自分の道場で暮らさないかと、泣き始めた夾に提案するのだった。

紫呉の家に突然訪問した藉真は、紫呉との挨拶をかわし、楽羅や由希も藉真へ挨拶をする。紫呉から藉真を紹介された透も挨拶し、最後に残った夾にも挨拶するように促す紫呉だが、夾は由希に視線を送り、黙って自室へ引き上げてしまうのだった。

夾を追って藉真も夾の自室へ向かった後、楽羅と紫呉は夾らしいと笑い、藉真に見せる表情を、由希には見られたくないのだと、透にも分かるように説明する。二人の想像通り、夾の自室では、素直に喜びを表した夾は、藉真とのスキンシップでもある拳を繰り出し、藉真もその拳を受け止めて夾の頭を撫でていた。

夕食を作りながら、透に藉真のことを話す楽羅。藉真の祖父が先代の猫憑きだったため、十二支で無い藉真も本家の人間だと話し、その関係以上に、愛情をもって夾を育てた藉真を、本当の父親の様だと神楽が話したため、透は父親と言う物を想像しているのか、言葉を繰り返しただけでそれ以上の返答をしなかったのだった。

自室で藉真と話す夾は、また一緒に道場で暮らせると喜ぶが、藉真は透の存在が夾の癒しにつながると判断し、このまま紫呉の家に居続けるように言い渡す。この事には夾は反発し、今の状態をぬるま湯と例え、時々嫌になるのだと、こぶしを握り目をそらせながら藉真に自分の意思を汲み取ってもらう様懇願するのだった。

夕方になり、食事を終えたのか藉真の寝床の話をする透。紫呉の部屋はゴミであふれているため使えず、夾の部屋で良いのではと言う話になり、楽羅が聞いてくると二階に上がっていく。

藉真を探していた楽羅は、ベランダで紫呉と藉真が話している内容を聞き、夾の本当の姿をさらし、透に受け入れてもらうことで夾も自分の姿の事を認めるように仕向けるという藉真の考えを聞いてしまう。紫呉はその行為そのもののリスクが高い事を指摘するが、夾の今後の事を思う藉真は、それでも透に掛けたいと決心しており、二人の話が終わる頃には、楽羅もその場から離れていたのだった。

その後藉真は、透に時間を貰いたいと話を通し、庭に夾を呼び出して本当の姿を受け入れて、前に進むように話を始める。

最初こそ、雨降り前の湿気の所為でダルそうにしていた夾も、藉真が本当の姿の話をし始めると、「自分の人生は猫憑きとして生を受けた時点で終わっている」「それもすべて猫を騙したネズミの物の怪憑きである由希の所為だ」と、幼少の頃、母の葬式で父親に向かっていったセリフと同じ内容だったことに、藉真は目を伏せる。

先ほど、透がいるこの家がぬるま湯の様で嫌なのだと訴えた夾に、藉真はその温かいものを、本当の姿をさらすことで失う恐怖から、夾自身が逃げようとしているのだと指摘し、この先もそうしていけば、誰一人として理解者を持たず一人で死ぬことになると、夾の逃げ道をふさぐように、透の目の前で夾がつけていた封印の数珠を取り払うのだった。

数珠を取り払った夾は苦しみだし、次第にその姿は異形な物へと変えていく。その過程もすべて透は見ており、変わり果てた姿の夾に思わず声を掛けてしまう。その声と透と目が合った事で、見られたことを自覚した夾は、たまらずその場から跳躍して逃げ出してしまう。

呆然とする透に、藉真はあれが夾が隠していもう一つの姿だと語りかけ、恐ろしいと思ったかと尋ねるが、透はそれには答えず夾を追いかるように走り出して行く。そんな彼女の姿を、家から見ていた楽羅は、カーテンで顔を覆い隠すのだった。

雨の当たらない崖下にとどまっていた夾は、息子のこの姿に戸惑い、愛情でもってごまかそうと必死に言葉をかけてきた母親の事を思い出し、憤り、苦しんでいた。思わず怒りの衝動に駆られて、崖下を変形した腕で殴りつけたため、雨宿りに利用していた崖が崩れ去ってしまう。

そうしているうちに、透が近づいてきたことに気付いた夾は、彼女に近づくなと忠告を入れる。それでも近づき、手を伸ばそうとする透の行動が自分の母親と被った夾は、拒絶の意志を見せるために、透の肩を切り裂き、その体を湖へと放り投げる。

透が水面からはい出したのを確認した夾は、関係を壊すならいっそのこと徹底的に嫌われようと、次は容赦しないと釘を刺す。

同情も、愛情の押し付けも、惨めな気持ちになることももうたくさんだと、頭を抱えて内に籠る夾に、透はその腕に飛びつき、一緒に帰ろうと意を決して話しかける。

透の言葉と行動に、それはできないと意地を張る夾は、彼女の身体ごと腕を振るうが、それでも透は離れず、これからも一緒に過ごして知っていきたいと、素直な思いを告げる。

本当の姿から元に戻った夾は、母親に言って欲しかった言葉を、透の口から聞けたことで、自分の憤りの正体を理解し、一緒に生きたいと言ってくれる存在が、自分の傍にいてくれることに、心から安らぎを感じ、大切にしたいと思うのだった。

元の姿に戻り、さらに透を抱きしめたことで猫の姿になった夾を、愛おしそうに抱いて紫呉の家に戻った透。その姿を見て、帰りを待っていた藉真は思わず安堵の表情を浮かべるのだった。

 

ここから感想

そういえば、このエピソードを経て、由希は透の気持ちが夾に向いていることを察知しているし、楽羅も自分にはできなかったことを透がやってのける様を目の当たりにしたのだけど…。そうなるとさ、由希が透を連れて綾女の店に行って、ドレスを着た透に萌えるエピソードって、透可愛いっていう感想から、俺、すでに失恋してるんだよなっていう感じに、意味合いがチェンジするのだろうか?やらないっていうのもアリだけど、このエピソードをやらないと、由希と綾女の自信の無い部分の一致の話とか、何より綾女と美音の関係をどうやって始めるのだろうね?まさか文化祭の演劇騒動で、いきなり美音を登場させるのもどうかと思うんだよね。

そして、夾の成長のために透に全部丸投げした藉真さんの話を一話で終わらせて、来週は何をするんだろうか?タイトルから推測できないな~。

 

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彼方のアストラ 第11話「CONFESSION」感想

 

久しぶりのOPなのに、見返すとアリエスの名前だけが鏡文字になっていて、「セイラ」にされているの、久しぶりにゾッとした。そして、王女・セイラの写真がOPに加わって、ますますポリ姉の出てる時間が増える要素が無くなって、ちょっと寂しい。

 

今週の内容

刺客であったシャルスは、皆の前で自分の使命とその過去を話し始める。

他の班員と同じように、王の若返りのためにその肉体となるべく作られたことを聞かされて育ったシャルスは、その生い立ちも、城の外に出られない境遇の異常さも理解できないまま育っていく。

時間を持て余し、知識の習得に勤しんでいたシャルスは、見ることができない外の世界の生物に興味を持ち、唯一事情を知る王女とともに、敷地内の動植物の観察を唯一の楽しみとしていた。

しかしゲノム管理法が施行され、クローンの処分を決定した王は、シャルスに他のクローンの抹殺と、シャルス自身も自害するように命令し、ヴィクシアに伝わるワームホールの装置を手渡す。抹殺の他に、王は計画実行までの期間に友人を作ることを許し、その言葉を受けたシャルスは王政地区を出ていくのだった。

その話を聞き、王の為に死ぬというシャルスの考えを不憫に感じる班員達。しかしそう思う事自体をシャルスは否定し、ポリ姉にそう言った考え方があることを確認する。ポリ姉も、宗教や国の間に起こる摩擦の原因として、「崇拝するものの使命を果たすため、死をも選ぶ」考え方があった事を否定はしなかった。

シャルスは、自分の人生は素晴らしいものだったと自信を持ってい言えると宣言するが、その言葉をもってしても、他の班員の面持ちは変わらず、カナタは今までの事が全て演技や嘘だったのかと尋ねつつ、シャルスに向かって歩き出す。

シャルスはカナタの問いを肯定するが、カナタはヴィラヴァースなどでの生物と戯れる表情や、最後の惑星まで抹殺を延期したどころか、助け合った事を上げ、シャルスにも仲間だという意識はあるのだと、嘘を見抜くのだった。

カナタの言葉に、思わず決心が緩み泣きそうな表情を浮かべるシャルスだったが、抹殺用の球体・ワームホールを二度も出現させるだけにとどめた点は、抹殺をためらったのではなく、アリエスを巻き込まないためだと、表情を戻して完全に皆の意見を否定する。

シャルスはアリエスに視線を映し、彼女の映像記憶能力やオッドアイの特徴を挙げ、ヴィクシア王の一人娘の王女・セイラのクローンであることを明かし、全員の抹殺の方針を変更した理由はアリエスの存在があったからこそだと、セイラとの過去を話し始める。

シャルスの事情を知りながらも、共に生物の観察し、人として彼と接する王女・セイラ。シャルスが彼女に付き人になった時、セイラ自身から、自分と同じようにセイラのクローンが生み出されていたことを聞かされる。

クローンも一人の人間だと考えるセイラは、王の若返り計画や、自分への臓器提供のためにクローンを生み出す行為に反対しており、それでも生み出された自分のクローンを目の前に、王に反対の意思を再度伝える。しかし、妻を病で失っていた王は、セイラにもう家族を失いたくないと迫り、セイラはそれ以上反対の意思を伝えることができないのだった。

その後、自分のクローンだけでも王政地区の外に出し、人としての人生を歩ませようと逃がす計画を実行するセイラ。

クローンを代理出産したエマを説得し、母子共に外に逃がす際にも、エマに子どもの母になる決心を確認するセイラ。その問いを受けても、エマは迷うことなく決心の硬さを示し、子どもを大切に育てると返した。そんな子を慈しむエマに、セイラも安心するとともに、重大な決断をさせたことに謝罪の言葉が思わず出るのだった。

子どもの名前を付けて欲しいと、エマに頼まれたセイラは、自分の名前のスペル「SEIRA」をひっくり返し「ARIES(アリエス)」と名付け、二人を王政地区の外へと逃がすのだった。

そんな出来事があったと聞かされたシャルスだが、セイラが苦しんでいる感情が分からなかったため、少しうつむき加減で話を聞いていた。そんなシャルスに、セイラは王の若返り計画を覆らせることだけは、自分にもできないと、シャルスの運命を悲観し彼を抱きしめて謝る。そうされても、やはりシャルスは自分の境遇が悲しいものだと理解できず、セイラはその状態こそが不憫なのだと、シャルスを抱きしめ続ける。

2062年7月14日 惑星キャンプ一年前、ヴィクシア王政地区。

それから時が経ち、青年になったシャルスは、相変わらずセイラと共に城の敷地内の生物観察を楽しんでいた。しかしシャルスから離れたセイラを、何者かが崖に突き落とし彼女は死亡してしまう。付き人であるシャルスの証言も、王位継承権をめぐる争いの中で握りつぶされてしまい、王も、セイラを守り切れなかったシャルスは極刑に値するとしながら、自分の肉体としての価値があるため、幽閉を命ずるのだった。

2063年6月26日 惑星キャンプ一週間前、ヴィクシア王政地区

幽閉されたシャルスが、自分には価値が無いと考え始めていたところに、ゲノム管理法が施行され、クローンの処分を言い渡された。自分の命の使いどころを命じられたシャルスは、目に光を戻し、笑みを浮かべて王の命に従うのだった。

シャルスの話を聞き、アリエスは自分の母親とは血のつながりの無いことを知り、母の日のカーネーションを涙を溜めて喜んでいたエマや、誕生日には欲しがっていた物をプレゼントしてくれたエマとの思い出を思い出し、それでも受けていた愛情は本物だと母を呼んで泣き出すアリエス

それでも、王女が逃がしたクローンであるアリエスも、一斉殺処分対象に入れられている事を指摘するザック。それも、シャルスは憶測ながらあてはあるようで、王女自信を葬った者が、エマの行方を探し出して、王位継承権が発生する可能性を排除しにかかったのだろうと回答する。

王のためにアリエスを王女・セイラとして復活させると、王と同じように人を思うままにしようと言う発言をしたシャルス。その言葉にいち早く否と声を上げたカナタは、シャルスから取り上げた球体・ワームホールの装置を握りつぶし、セイラの死を悲しんだのは王でなくてシャルス自身だと、感情のすり替えを行うシャルスの言葉を否定する。さらに、アリエスをセイラとして連れて帰っても、王が存命の今、王のクローンであるシャルスはやはり処分対象となるだろうと、シャルスが生き残れる可能性が無いことも指摘するのだった。

カナタの指摘を受けても、シャルスは自分は生き残るつもりはなく、事が終われば宇宙に飛んで死ぬと意地を張ったため、とうとうカナタは素直に話せとシャルスの顔面を殴り飛ばす。

旅の間、生き物を見て触れ合っている時のシャルスが生き生きとしていた理由は、城から出たことが無かったために、初体験なことばかりだったからだろうと話すカナタ。本当はいきたいはずだとシャルスに語り掛け、泣くのを堪えながら一緒に帰ろうと誘うカナタ。その言葉に続けて、シャルスを刺客だと分った時は警戒を解かなかったウルガーも賛同し、それにつられてルカやアリエス、ザックもクローンを作った側が罰せられるのだと諭し始める。

それでも、今更変われないと身を引くシャルスに、ユンファはこの旅の中で、自分は皆のおかげで変われたと声を上げ、キトリーも母親との関係の変化や、同じクローンのフニシアとも人間として違うことを話す。

何をして、誰と会ったかで人の本質は変わってくると言うことは、シャルスもこの旅の中アで真に理解していると泣きながら告白するが、それでも、もうどうしようもないのだと皆に返答するのだった。

少しの間の後、シャルスはおもむろに宇宙服の左袖に球体・ワームホールの装置を隠していたことを明かしだし、もう一つが右袖にあることを皆の前で取り出して見せる。一気に緊張が高まる中、球体を出現させたシャルスの意図を、自分たちへの抹殺だと考えたウルガーはとっさに銃を構えるが、カナタは違うと訂正し、シャルスは自殺を図るつもりだとつぶやく。

展開された球体の向こう側では、シャルスは皆へ謝罪を述べ、本当は大好きだと、カナタが言った通りの事を白状していた。

カナタはシャルスの自殺を留めるべく、球体にまっすぐ走り出し、反重力シューズを使って球体を飛び越え、アルティメット・ダイブ・ボムをシャルスに対してお見舞いする。

技の反動で、カナタとシャルスは転がりながら球体から距離を取るが、すぐに移動してきた球体が迫り、カナタは思わずシャルスを庇う様に抱き寄せ、球体に向かって止めようと右手を伸ばしてしまう。

カナタの右腕が球体にのまれたのをみたシャルスは、とっさに球体を解除するが、カナタの右腕は宇宙空間に飛ばされてしまい、腕を切り取られた痛みに声をあげて苦しむカナタ。そんなカナタの止血を始めるキトリーとザック。その間、カナタに謝るシャルスに、処置が進み喋れるようになったカナタは、手伝って責任を取れと、ヴィラヴァースでの「カナタの右腕として働く」「カナタの船に乗る」という約束を果たすように言う。これを聞いたシャルスは、カナタの失った右手に自分の手を添えて応えるのだった。

 

カナタの「サバイバルの心得」

その1 前に進めば前進する(第1話発表)

その2 起き上がれば立てる(第9話発表)

その3 慌て者ほど狼狽える(第1話発表)

その4 皆それぞれ色んな力をがっちり合わせれば、大抵の事はどうにかなる(第3話発表)

その5 諦めたらそこで試合終了(第8話発表)

その6 発表無し

その7 食べれば元気になる(第4話発表)

その8 発表無し

その9 一つ一つ冷静に対処していけば、すべて解決する。(第3話発表)

その10 立ち止まったら進まない〈第7話発表〉

 

ここから感想

あと一話で、アストラまで戻ってその後の処理まで行くのか…。

とにかく、不明だったアリエスのオリジナルが、ヴィクシア王の娘・セイラだったことが判明して、さらに映像記憶能力も王女から受け継いだもので、母子の関係も血縁こそ無いものの愛情は本物だったことが明かされたのは、本当に良い方向で良かったよ。自分が考えたエマさんの本当の子供の記憶移植を、シャルスが語った嘘の話の方のセイラに施していた説より、ややこしく無く、薄暗くも無い結果で本当に良かった。

話せば話すほど意地になって、自殺の方向に向かってしまうシャルスも、何とかとどめることができ、本当に大人の支えが要らない結束力を見せたB5班。でもさ、ポリ姉も旧時代の思想や知識の確認や、地球移民の真実を知らせるだけでなく、何かできることは無いのかな。もうちょっと大人らしい活躍を期待してしまうのだけど、あと一話しかないよ。

 

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コップクラフト 第9.5話「特別編:美しき女騎士! とらわれの妖精を追え!」感想

 特別編っていうから、新に振り返りエピソードを作ってくれたのかと思ったのに、総集編だった…。

 

今週の内容

ティラナは、地球に来てからの出来事を思い返していた。

ことの発端は、ファルバーニの西方に住む。力ある一族に属する妖精が、密輸業者に誘拐された事だった。妖精・レアーヤを助け出すため、ティラナはミルヴォアの騎士として、ユナイテッド・ネーション国とファルバーニ王国との協約に基づき、地球での活動の援助を警察に求めるが、その人材には「武勇と智謀に長け、経験豊かで故近典礼に通じたポリスの戦士」と言う条件が付いており、組むことになったケイ・マトバとはかけ離れた理想像であった。

セマーニの貴族の出迎えとして船に乗っていたケイに、ティラナは子どもだから従者か何かだとと勘違いされ、遅れながらも何とか挨拶を済ませたケイとティラナ。だがその後も密輸業者を追う過程で、ケイのセマーニの術・ミルディに対する知識不足や、ティラナの問答無用で犯人を切る行為で反目し合い、それでも犯人を捕まえたいと言う思いを確認する二人。

ティラナが妖精の救出を第一に考える一方で、地球の警察は死人操りの術師・ゼラーダや、彼を雇っているデニス・エルバジの発見と逮捕を優先しており、妖精は法律上はセマーニの市民となっているが、その小さな見た目と性質から、地球では犬猫と同じ扱いだという事に愕然とするティラナ。その現状を察したティラナは、騎士である証の剣を手放してでもレアーヤを助けると決心するのだった。

紆余曲折を経て、ゼラーダの向かった先のセントラルタワーに向かう車内で、ゼラーダとケイの間に昔何かあったのかと聞くティラナ。しかしケイは、自分にとってはただの犯人だと真実を語らず、レアーヤ救出に向かう二人。最上階に上がる非常階段では、ミルディを察知できる自分を信じて、離れることが無いようにケイに注意を促すティラナ。うまくゼラーダの放つミルディを避けながら、最上階のヘリポートまで上り詰めた二人だが、レアーヤが入れられた爆弾は解除できず、ケイがゼラーダの攻撃を受けてしまい重傷となってしまう。それでもゼラーダを仕留めるべく戦い続けるティラナ。ケイは、呼吸ができない中ゼラーダの大まかな位置を音で絞り出し、ラーテナのこもった愛銃でミルディで隠れていたゼラーダを見事に被弾させることに成功する。

ケイの援護もあり、ゼラーダに人たち浴びせることができたティラナだったが、ゼラーダが逃走を選択し取り逃がしてしまう。その後、レアーヤとケイと共に、爆発に巻き込まれることを覚悟してその場にとどまるティラナだったが、「ずっと一緒にいる」という友人としての約束を果たそうとするティラナに、レアーヤは自分の命を絶つことで爆弾を解除し、ティラナは彼女の遺骸を、ケイの治療に必要な霊薬として使用することで、ケイは静観することができたのだった。

妖精の誘拐事件の解決とまではいかなかったが、レアーヤの死亡をもって救出作戦を終えたティラナは、セマーニの世界へ向かう船に乗り込む。別れの際は、反目し合っていたケイともお互いを認め合い、分かれることができたが、サンテレサの街も、ケイが飼っている猫のクロイも気に入っていたティラナは、自分にもできることがあるだろうと言う理由で、刑事としてサンテレサ市警に残る事を決め、ケイの家に居続けることを決めたのだった。

 

ここから感想

がっかり総集編という事で、登場時のティラナは見ることはできたけれど、できればセマーニにいた頃のティラナを見たかったなと思った。

でも、この作品は説明用のセリフが少ない事もあって、ティラナから見れば、地球側が妖精を犬猫扱いしているように見えたというのも、新たな情報としては新鮮だった。もっとこういった明かしていない情報を、ティラナに話してもらえば、この総集編の価値も上がったのではと思うのだが、そう言ったネタは無かったのだろうか?

次こそ市長選。あの靴下市長候補がどうやって奥さんとゼラーダに操られているのか、見ものだ。

 

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フルーツバスケット 第23話「元気そうだな……」感想

 

今後の第何シーズンになるかは分からないが、楽羅のエピソードに向けて、確実に積み上げている点は、リメイクならではの手入れがされていて好ましく思えるんだけどね…。

 

今週の内容

期末テストの答案が戻され、赤点を取った者は日曜日に追試を言い渡す担任の繭子。げんなりとした声を上げる生徒の中、赤点を取っていないありさは、透も追試を免れているだろうと声を掛けたが、当の本人の沈んだ雰囲気に状況を察するのだった。

透は、由希に勉強を教わりながらも赤点を1つ取っており、罪悪感からかひどく落ち込んでいるのだった。ありさと、全教科が赤点の咲、そして由希も透に気にし過ぎないようにと声を掛けるが、透はあまりの情けなさに思わず息をついてしまうのだった。

下校中も、夾に追試に話をされ落ち込む透。気持ちはどんどん落ちて行き、母・今日子との高校は卒業するという約束を果たせるかも不安に思う透。次第に視界が定まらなくなり、前を行く夾の背中に顔からもたれかかってしまい、夾が驚く中とうとう倒れてしまうのだった。

紫呉の家に戻り、熱を測ると38.2℃を記録し、紫呉に風邪だろうと判断された透。バイトや夕飯の買い物があるからと動こうとする透を、紫呉は休んでいるように言い聞かせ、夾は他人の風邪は心配する癖に、自分がなった時は無頓着な彼女に少しあきれるのだった。

自室に戻り、情けなさにため息をついた透は、おもむろに、幼少時に迷子から助けてくれた少年がおいて行った帽子を手に取り、ベットに腰かける。

透が自室に戻ったため、透がバイトを休むことを紅葉に伝える紫呉。最初は透の事を心配して大声をあげていた紅葉も、透が寝ていることを理解したらしかったが、そこから何かを思いついたように「任せておいて」と、会話の流れとはズレた回答を寄こし、紫呉はその意図を捕えかねるのだった。

紅葉はさっそく父親のビルの清掃のバイトをしていた透の代わりに、清掃員の制服を袖を余らせながらも羽織って見せ、自分が透の代わりにバイトの仕事を頑張ると、同じく清掃員のおばさま方に挨拶をし、おばさま方はその愛らしさに紅葉がどこの子か等の細かい事は置いておいて、可愛いから良しとするのだった。

透のバイト先でそのようなことが繰り広げられている事を知らない紫呉は、連絡を終えたとばかりに台所に顔を出す。すると、夾が透用におかゆを作っていたため、微笑ましくその様子を堪能し、その視線と沈黙に耐えられなくなった夾が、照れながらおかゆを運ぶ姿を見送るのだった。

透の部屋におかゆを運ぶ夾は、ふと見たベランダに透の姿が無いことに物足りなさを感じながら、彼女の部屋のドアをノックする。それに対応するために、持っていた男児用の帽子をベットの隅に置いた透だが、帽子は滑り落ちてベットと壁の間に落ちてしまったのだった。

夾が作ったおかゆに感謝を述べ、おいしいと感想を言う透に、夾は照れながらも退室しようとする。しかし透が体調を崩してしまった事を謝ったため、そう思うなら風邪なんかひくなと返してしまい、透を情けなさから泣かせてしまう。

以前から、たまになら弱音を聞いてやると透に言っていた夾は、泣かせた罪悪感からそのまま透の弱音を聞くことにする。全体として申し訳なさと情けなさ全開の透の弱音を聞き、赤点は追試で挽回できることや、由希への申し訳なさは感じる必要が無い事、そして早く元気になっていつも通り家の中にいて欲しい事を伝え、透はその励ましを受け取り、必要とされている事に嬉しさを感じたのだった。

夜になり、医者のはとりが透の治療に訪れる。はとりの注射は痛いうえにやり直しが多いと紫呉から聞いていた紅葉は、注射を受ける透を心配するが、紫呉への注射はわざと痛く、何度もやり直したのだとはとりは明かし、それはひどいと紫呉は声をあげたのだった。

はとりに薬代を支払おうとする透だが、はとりに落ち着かない奴が多いから、早く元気になることだと言われてしまう透。はとりが部屋を出た後、そんな「落ち着かない奴」の中にはとりも含まれているのかと考えた杞紗の発言の中に、「はとりのおじちゃん」とあったため、27歳のはとりをおじちゃんと呼ばれてしまうのかと驚く透。

そうしているうちに、今度は由希が追試対策用のノートを作って持ってきたため、その優しさに笑顔になる透。いろいろと動いてくれる皆の為にも、元気になろうと思った透は、そのこと自体が幸せなことだと考えたのだった。

追試も無事に終わらせた透は、由希と夾と共に雨の中を下校していた。横断歩道を青になっても気づかず立ったままの夾に、体調が悪いのかと心配する透。潑春から、夾は雨の日は身体がだるくなるという話を聞いていた由希は、心配するほどでは無いと透に話すが、由希に言い返す覇気もない夾に、いよいよ物の怪憑きの体質を利用した運搬方法を提案する透。さすがに異性に抱っこされて帰宅することは、全力で断る夾なのだった。

ただの体質だと、透の心配を払拭しようと話す夾。その透と夾のやり取りを、遠くから和傘を指してみていた人物がいたが、その人物は、夾が透に対し笑顔を見せたことに驚いている様子を見せる。

家に帰る前に雨が上がり、いつもの元気を取り戻した夾。しかし紫呉の家には楽羅が来ており、彼女の激しい愛情表現に、本能的な恐怖を覚えていた夾は思わず玄関扉を閉めることで壁を作り上げるが、楽羅はその扉をパンチでぶち破って、夾に開けるように請求するのだった。

また家が破損したことに紫呉が泣く中、居間で楽羅に要件を聞いてさっさと帰そうとする夾。しかし、会いたいから来たと言う楽羅に、いつも通り夾が文句を言い、ひどいと感情を高ぶらせた楽羅が暴れると言ういつものパターンになりかける。すかさず紫呉が夾を楽羅に差し出し、デートに行っておいでと提案する。

その様子を他人事のように見ていた由希は、単に家に居られると破損個所が増えるため、体よく追い出そうと言う魂胆だと推測する。

透に夕飯の買い物リストを貰い、出かける口実を貰った楽羅は、夾を引きずるようにデートに出かけて行き、紫呉は追い出し作戦が成功したことに一息つき、由希は自分の憶測が当たったと思うのだった。

楽羅が来るといつもこんな調子だと言いたげな由希に、透はそれでも楽羅からは夾に対し一歩引いたところを感じると思い、さらに紫呉が、夾と楽羅の口座から破損した扉の代金を差し引こうと言う話を聞き、本家から送金される口座を皆持っていることを知った透は、まだ自分の知らないことがあるのだと、本家と聞いて険しい表情になった由希を見て思い、それでも、知る日が来たらありのままを受け入れられる自分でいたいと考えたのだった。

夕飯の買い出しに行った楽羅と夾。しかし、紫呉の家に溶け込み、夾の好みも熟知しつつある透の回ものメモを見た楽羅は、夾にまだ知らせないつもりなのかと話を切り出す。しかし、夾には触れてほしくない話題だったらしく、思わず関係ないだろうと楽羅を怒鳴りつけてしまう夾。そんな二人に騒然とする周囲の買い物客だったが、楽羅がすかさず夾の頭をぐりぐりして制裁し、場所を移動したため騒ぎになることなくやり過ごすことができた。

人のいない売り場まで、楽羅に押されて移動した夾は、また透に隠している事柄について話し出す。しかし、この事を知っているなら普通は距離を置くと言う夾に、楽羅は思うところがある様子だったが、話を切り上げ買い物を済ませてしまう。

一向に話を戻す気の無い楽羅に、あきらめた夾。帰り道は手を繋ごうという楽羅の泣き落としに負け、途中までと言う条件を付けて手を繋いで帰る夾の背中を見つめつつ、楽羅は夾からの誘いがあったのだと、幼少の頃を思い出していた。

紫呉の提案で、由希と共に透も家庭菜園に出かけ、家に戻ってきたところで玄関前にたたずむ一人の男性が居る事に気付く。由希のつぶやきから、知り合いだと推測した透だが、同じく楽羅と戻ってきた夾に男性が声を掛け、夾が師匠と男性の事を呼んだため、そこで夾が楽しそうに語っていた修行を付けてくれていた師匠がこの男性であると知る透なのだった。

 

ここから感想

うん、楽羅の夾に対する思いはこのあとやるから、今回も課題の洗い出しという程度で良いと思う。そして、それと一緒に透の立場の再確認をやったのは、たしかに親類縁者ではない透と幼馴染で親戚というカテゴリに入る楽羅との比較がしやすいから、少女漫画の原作の時点から、揺るぎようのない「恋愛」という題材において必要な要素だから、リメイクとはいえココは変えられないよね。この部分は理解できる。でもね、楽羅が出ると透とセットで思ってしまうのが、スカートの丈が短すぎやしないか?という点。透の衣装の多さも不自然だし、この二人は性格的にもう少しスカート丈を長くしても違和感ないと思うんだよね…。改善してはくれないかな。

で、前半部分の赤点の部分は、夾の弱音を聞いてやるというエピソードがあるから削れず、師匠の藉真の登場がこの話の最後になってしまうとは、読み違えた。もうこの話から夾の第二形態になる瞬間まではいくだろうと思っていたよ。では、来週はこの騒ぎをやって、このシーズンの最終回はどのエピソードだろう?覚えていないや。

 

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彼方のアストラ 第10話「CULPRIT」感想

 もしかしてポリ姉って、アストラが移民星であることを明らかにするためのキャラでしかないの?大人が居る事でカナタ達高校生を支えるポジションじゃなかったみたいだ。

 

今週の内容

ポリ姉は、カナタ達の母星がアストラと呼ばれている事に驚愕し、アストラにある大陸の名前を、ミーティングルームのモニターに映し出して確認していく。シャルスたちの回答を経て、大陸の形だけでなく、呼ばれている名称も異なり、違う星なのだとお互いに確信する。

カナタのポリ姉宇宙人説まで飛び出し、場がわずかに混乱する中、ザックは同じ人間であり、言語も同じであるのに、母星が違うと言う点を疑問に思うのだった。

言語と聞いたポリ姉は、自分は今は英語を話しており、母国語はロシア語だと確認してみるが、班員全体としての反応は薄かった。その中で、唯一ロシアが国の名前であることを知っていたアリエスは手を挙げて、知っていると申し出る。ロシアを知る人物がいると知ったポリ姉は、続きを聞こうとした様子だったが、国という概念は昔あったものだと言うザックの発言で、この辻褄の合わなさは、お互いが認識している歴史を確認すればよいかもしれないという事になる。

第二次世界大戦までの歴史は、お互いの認識通り進んだが、子ども達の話す旧時代の歴史があまりにも大雑把だったため、学校で習わないのかと問うポリ姉。しかし、学生たちの答えは、旧時代の歴史はそこまで詳しく習わないと言う物で、興味を持って調べていたアリエスも、詳しい本が無いと言う物だった。敢えて歴史に目を向けさせない作為的なものを感じたポリ姉は、その違和感に不安を募らせる。

歴史の中で、1962年から第三次世界大戦が始まったというアリエスの話に、この時点から歴史がズレていることが判明し、ポリ姉は思わず神に祈ってしまう。しかし神という単語に、カナタは神とは何かと質問したため、宗教も無くなっている事に気付くポリ姉。その事にはあえて触れず、アリエス達に彼らの歴史ではどうなったのかを尋ねるのだった。

アリエスが語った第三次世界大戦の開戦後の歴史は、大戦で核が使用され、2カ月で終結。人口は半分にまで減り、1963年に世界統一政府が樹立され、国と銃の撤廃を成し遂げ、人種を超えた団結により復興し平和な世界を築き上げていた。国や宗教、人種の垣根も無い状況を作り上げたというその歴史に、本当にあった事なのかと考えるポリ姉。

今度は、ポリ姉の知っている歴史をカナタ達に話し始める。平和とは言い難いが、三度目の世界大戦は無い状態が続き、2049年に8年後地球で生命が活動不可能になるサイズの隕石が衝突することが判明し、人類同士の争いを行っている場合ではなくなったと話す。現在は2063年なため、2057年は既に過ぎていると驚くキトリー。それでもポリ姉は話を続け、未曽有鵜の災害に備え、人類は人工ワームホールによる惑星の移住計画を開始したと説明する。人工ワームホールという聞きなれない言葉に、一瞬疑問に思うカナタだったが、自分たちが遭難した原因の光の球がそれだと思いつき、ポリ姉もその考えを肯定する。

今乗っているアストラ号も、移住計画のために、惑星探査のために開発されたアーク型であり、使われなかった12号だろうと推測するポリ姉。そして、ポリ姉の出した結論は、移住先に選定されたのが惑星アストラであり、カナタ達は地球から移住してきた地球人だろうと言うものだった。マクパから光の球もとい人工ワームホールで放り出された先にあった惑星は、隕石が衝突して氷河期になった地球であり、このアストラ号の旅は、人類が移住した道筋をたどるものだったのかと、アリエスは感慨深げにつぶやいたのだった。

しかしここで、ザックは時間の矛盾が生じていることを指摘する。隕石衝突が2057年で、今は2063年なため、6年しか経過しておらず、開拓がそこまで早く進むはずは無いと言う物だった。その点については、ウルガーも同意見で、兄のフィンガ生前漏らしていた「大人たちは嘘をついている」という言葉から、子供世代には伝えられていない何かがあるのだろうと、自分たちの殺害とは別の思惑を感じ取るのだった。この雰囲気に、アリエスは話を切り上げようと提案する。憶測しか出せない状況であれこれ考えて空気が悪くなるより、早くアストラに帰り、自分たちが得意とする惑星探査をして、真実を暴こうと話す彼女に、皆も賛成したのだった。

2063年10月2日、遭難90日目。アストラと地球の話を終え、キャプテンシートで一人、マクパで光の球に遭遇した時の事を想い出すカナタ。一通り振り返った後で、アリエスの部屋を訪れ、重要な話があるからと、彼女に入室の許可を乞うカナタだったが、消灯時間が過ぎている時間帯、かつ人目を憚る様子のカナタにアリエスは動揺してしまう。何度か問答を繰り返し、何とか彼女の部屋に入れてもらうカナタなのだった。

2063年10月23日 遭難111日目、惑星ガレム。

最後に下り立つ惑星という事で、寂しい気がすると言うキトリー。そんな彼女に、妹のフニシアは一番帰りたがっていたとツッコミ、他の班員は刺激的な旅の終わりが近づいていることを改めて感じる。キトリーは、アリエスはこの旅をどう思っているのかと聞いてみたところ、アリエスは満面の笑みでみんなと友達になるという目標は達成できたと答えたのだった。

惑星に不時着し、手際よく食料調達の指示を出すカナタと、それに答える班員達。その場慣れした様を見て、驚くポリ姉。そんな彼女に、ルカは探索する惑星が五個目になるからだと、自慢げに話すのだった。

食料調達は順調に進みそうだと安心するカナタ。一緒にいたアリエスは、帰った後の生活について、自分は母親と過ごすと話し、他の班員はどうなるのかと不安を口にする。しかしカナタはこの旅の経験が自信になるだろうと話し、アリエスもその気持ちに賛同するのだった。そこから、カナタはアリエスを家まで送ると話し、アリエスは母親を紹介すると流れで行ってしまい、お互いに焦りながらアリエスは他の班員の元へ、カナタは南側の探索へと別れていくのだった。

1人でルカジャベリンを持って走っていたカナタは、刺客の事を考えていた。今までの旅の中で抹殺を実行してこなかった刺客と、班員全員が感じている強い絆。このまま刺客が何もしなければ、刺客はいなかったという事にできるとカナタが考えた時、また光の球が現れ、カナタめがけて迫ってきたのだった。球体から逃げながら、目に付いた洞窟に入ったカナタは、それでも追いかけてくる球体に、行き場のない洞窟に入ったのは判断ミスだったと痛感する。それでも走り続けると、前方に食料採集をしていたアリエスを見つけ、一緒に逃げようと声を掛けたところで、彼女の怪訝な様子に疑問を感じ振り返ると、襲ってきていた球体は無くなっていたのだった。

刺客はこの惑星で、班員達の抹殺を実行する気でいると考えたカナタは、刺客の正体は分かっているため、明日はこちらから仕掛けようと決心する。

2063年10月24日、遭難112日目 惑星ガレム。

雨の降る中、更衣室で宇宙服に着替え終わったカナタは、ザックとシャルスに昨日の球体に襲われた出来事を話し、刺客を追い詰める作戦を実行に移すと言い渡す。刺客の正体として、先に船外で待機していたウルガーを示し、確証が無いため罠にはめると言うカナタ。しかし、持ち運べるとしか思えない球体や、アストラ号の倉庫で見つかった銃を持っているウルガーにどう対抗するのかという問題が浮き上がる。これに対しても、カナタは銃に細工を施す等の策を練っており、囮役としてシャルスを指名するのだった。

食料採集の名目で、ウルガーと二人で船外に出るシャルス。カナタとザックも後を追い、昨日カナタが球体をやり過ごそうとして入った洞窟で、作戦通り行動しようとするシャルスだったが、フニシアが行方不明になったとカナタが作戦の中止を決めたため、彼は思わず展開していたヘルメットを解除する。

シャルスがヘルメットを解除した瞬間、ウルガーは彼に銃を突きつけたため、一気にその場の緊張が高まるが、ウルガーが引き金を引いても獣は作動せず、思わず銃の調子を確かめてしまうウルガー。その隙をついてシャルスはウルガーから距離を取り、それと同時に光の球・人口ワームホールが出現したのだった。

ウルガーとシャルスの間に発生した球体を見たカナタは、シャルスの腕をひねり上げ、球体の遠隔装置を取り上げ、刺客はシャルスであると断言する。

ザックもウルガーも、刺客をはめるために演技をしていたと悟ったシャルスは、鋭い目つきでカナタ達を睨むが、他の班員やポリ姉までも岩陰から出てきたのを見て、自分だけがこの作戦を知らなかったのかと、寂しそうに笑うのだった。

何故自分だと分ったのか、その理由を問うシャルスだったが、カナタはマクパでの抹殺の際に、処分対象を全員抹殺できたかを見届ける必要がある刺客の立場を逆手に取り、映像記憶能力のあるアリエスが、球体から一番遠くにいたのがシャルスだったと証言したことを明かす。

アリエスはシャルスが刺客だとしても、何か理由があるだろうと言い訳を話すようにシャルス本人に懇願するが、シャルス自身は諦めた様にこの殺処分の計画について話し始め、班員通しで話し合っていた憶測通り、クローン犯罪の隠蔽であることを明かす。

殺処分の実行役として、もっと確実に全員を殺す方法があったのにそうしなかった点については、シャルス個人が宇宙を見ながら死にたいという希望を持っていたことと、その希望の所為で宇宙服を着たまま球体に飲み込まれ、宇宙空間に出た後にアストラ号を見つけてしまうと言う想定外の事態を招くことになる。それも受け入れ、最後の星まで旅につき合おうと決めたシャルスは、協力することでここまでたどり着けたことに感動しているとまで話す。

そんなシャルスに、ウルガーはそれでも全員を殺そうとしたシャルスに不信感をあらわにし銃を向けるが、カナタはウルガーを手で制し、シャルスがこの使命を受けた理由を問うのだった。

カナタの問いに、シャルスは自分は最初からクローンだと知っており、そのクローンの元となった人物が、ヴィクシア王政自治区の王、ノア・ヴィクスであることを明かしたのだった。

 

カナタの「サバイバルの心得」

その1 前に進めば前進する(第1話発表)

その2 起き上がれば立てる(第9話発表)

その3 慌て者ほど狼狽える(第1話発表)

その4 皆それぞれ色んな力をがっちり合わせれば、大抵の事はどうにかなる(第3話発表)

その5 諦めたらそこで試合終了(第8話発表)

その6 発表無し

その7 食べれば元気になる(第4話発表)

その8 発表無し

その9 一つ一つ冷静に対処していけば、すべて解決する。(第3話発表)

その10 立ち止まったら進まない〈第7話発表〉

 

ここから感想

先週考えた憶測が殆ど違っていた…。でも、ポリ姉の言っていた地球が氷河期を迎えていたのなら、やはりどこかで時間がズレているように感じる。ポリ姉が人工冬眠して12年でここまで事態が変わることは考えづらいから、何年か西暦に数えていない年が有りそうなんだけど、これを語るだけの話数はもう無さそうだよね。この考えも外れかな…。

で、刺客はシャルスという事ですっきり判明。やはりアリエスの映像記憶能力で墓穴を掘るシャルス。アリエスの存在は彼にとって痛手でしかないのだけど、幼馴染のセイラに似ているから、つい旅の間は気に掛けてしまっていたと言うのは、運命的な皮肉なのか、それともいまだに誰のクローンなのか明らかにされないアリエスの話をするためのフラグなのか、どちらに転んでも、話としてはまとまりが良いから、この作品は少年向けとして良作だよね。

来週はシャルスから真実が語られるのだろうから、世界の真実や、アストラに戻った後の作戦会議まで見せて欲しいな。

 

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コップクラフト 第9話「A KING MAKER」感想

 話がサンテレサ市長選に戻って、さらにゼラーダも絡んでいるなんて、流れとしては最高だと喜んでいたら来週は特別編って…。まぁ、地球に来る前のティラナが見れるなら、彼女の成長具合を見れるチャンスだと思うか。

 

今週の内容

クロイと入れ替わってしまったティラナは、スマホのメールでセシルに状況を伝え、ケイに捨てられてしまったラーテナのこもった石弓を探しに出かけていた。周辺のごみ集積所は回収されていたため、セシルは清掃事務所に捜査のためだと協力を要請する。

過激なパーティの末、ヴァージンマリーの巨体に押しつぶされていたオニールは救急搬送されようとしていた。ケイは搬送されるオニールに、スマホに移った人物を見せながら、密輸業者と密談していた男の人相を確認しようとするが、オニールは関係の無い事ばかりうわごとで話し、結局オニール本人からは確認を取ることができずじまいとなった。仕方なく、当日にオニールと同行していたSM譲に確認してみようと、ケニーに該当人物の居場所を尋ねるのだった。

清掃事務所に直接出向き、身分証を提示して回収したごみを確認しようとするセシル。しかし、既にゴミ集積ターミナルに該当の車はゴミを投入してしまっており、その様子をセシルの腕の中で見ていたクロイの身体に入っていたティラナは、小柄な体を利用してごみ山の中へ飛び込んでいくのだった。

オニールの部屋で寝ていたSM譲から、密輸業者と密談していた男の人相を確認したケイは、ジマーに税関国境警備局捜査官のヘルマンデスについて電話を掛ける。すると、ヘルマンデスからジマーに連絡があり、連絡が取れない事の苦情と、家に居ないかと言うことをしつこく聞かれたと聞かされ、思い当たる節のあったケイは、ジマーとの通話を切り上げ、家に居るティラナに連絡をしようとスマホを操作するのだった。

ちょうどティラナに電話をする直前に、セシルから連絡が入り、ティラナとクロイが石弓のミルディによって入れ替わっていることを知ったケイ。そうすると、ティラナの身体が危ないと考えたケイは、車を自宅へと走らせ、セシルが気にしていた集積ターミナルに入り込んだクロイの身体のティラナについては、彼女自身がどうにかするから大丈夫だと通話を切り上げるのだった。

ケイから一方的に話を切り上げられたセシルは、ほぼ泣いている状態だったが、通話が切れるとほぼ同時に、クロイの身体がカメラに映し出され、中に入っているティラナともども無事にいることが確認できたのだった。

一方クロイに入っているティラナは、セマーニ人の感覚を頼りに石弓を探し出すが、猫の身体では破砕機から石弓を遠ざけることができず、石弓が破壊されたことをその目で確認し、もう元の身体には戻れないだろうと涙する。

視界が揺らぎ、気が付いたティラナは、目の前で刃物を握りつつ、石弓を出せと興奮するヘルマンデス捜査官に殴られ、その痛みから自分の元の身体に戻ったことを自覚した。

元の身体に戻れた喜びに、思わずファルバーニ語で「感謝します、神よ!」と飛び跳ねるティラナだったが、ヘルマンデスが彼女のおさげを掴んで、石弓を要求した途端にがらりと態度を変える。

クロイがティラナの身体に入っている間に、パンツが脱げてしまっていたため、ティラナはヘルマンデスにこの惨状を見られた羞恥心から、一方的に彼を殴りつける。ヘルマンデスを追い詰めつつ、応急的に腰にバスタオルを巻いた状態で、彼を抹殺しようと車庫に置いてあった荷物から剣を取り出すティラナ。寸でのところでケイが家に到着し、ティラナを静止したため、ヘルマンデスは無事に逮捕されるのだった。

現状を理解して家に到着したケイに、今朝の時点で気づかなかったことを糾弾するティラナ。しかし、ミルディで入れ替わると言うことを普通は思いつかない事と、ティラナに入っていたクロイが、ティラナの身体で、しかも薄着の状態でじゃれついてきたため、退散したかったのだと言いづらそうにケイが話したため、彼に意識された点で意表を突かれたティラナは、なら仕方ないと怒りを収めるのだった。

ケイは、あまりにヘルマンデスに怒るティラナの様子に、彼女に何かされたのかと確認する。下着をつけていなかったため、身体を見られたことを口籠りながらも訴えるティラナだが、その点はケイは気にならない様子で、見られたと訴えられてもめんどくさいと口に出してしまい、また言い争うことになる。

そうこうしている間に、ふと、セシルにクロイとティラナの入れ替わりが戻ったことを伝えていないと思い出した二人は、急いでセシルに連絡することになり、まだ清掃事務所で泣いていたセシルは、腕に抱いていたクロイは、中身も猫そのままのクロイであることをこの時になってようやく知るのだった。

それから別の日にあたる週末。ジマーの家でのパーティに来ていた特別風紀班。霜降り肉を調達したケイは、ジマーの焼き方が気に入らず、さらにビールを取りに行った先のキッチンでも、アサリの塩抜きについて、調理していたジャスミンたちと意見が合わずオタク扱いされ、煙たがれてしまうのだった。

そんなケイは、テレビの前で息子をあやしていたゴドノフに話しかけ、サンテレサ市長選に出馬している候補について、先日、デートクラブにいたところを確保したモゼリーメ候補と、極右の候補を覗けば、シアトル市長経験者のネイサン・カーンズが妥当だろうと言う話をしていた。

しかし、そのカーン候補が撃たれたという速報が入り、ゴドノフは思わず、子どもが画面を見ない様に、目をふさぐように抱きかかえる。

狼狽えるリポーターが現場の様子を伝えるのを見ていたケイとゴドノフに、事態を知らずにビールの催促に来たジマーは、テレビの画面を見るよりも先に、緊急招集の連絡に応じることになり、パーティーに来ていた特別風紀班に、市長選候補者が撃たれた事態を知らせ、そのままの服装で署に向かうことになったのだった。

候補者を撃った犯人はセマーニ人のジョン・エンナジー、地球年齢32歳。周囲の評判も悪くなく、裏社会とのつながりも無いコンビニ店員という調査結果を読み上げたジマー。しかし、ケイの元相棒のリックが殺害された死体操りの事例があるため、ジマーは犯人の情報から、死体操りのミルディによって事件は起こったのではないかと予測を立てていた。そのため、ミルディの影響かどうかを判断するため、すぐに検視局に確認に行くようケイとティラナに指示を出し、思わずケイは服装の事を気にするのだった。

ラフな格好のケイと、スクール水着姿にパーカーを羽織ったティラナは、検視局でも随分と視線を集めていた。

ティラナは、地球の民意を汲み取ろうという選挙制度に感銘を受けていたため、その候補者を殺害すると言う事件に腹を立てていたため、周囲の視線をあまり気にしてはいない様子だったが、ケイが視線を煙たがったため、侮辱されているのかと確認を取る。

そんな勢いでセシルを訪ねたケイ達は、他にも関係者がいる中に場違いな服装で入ってしまい、ひとまず候補者襲撃の犯人の死体から、ミルディの痕跡を確認して、白い目で見るセシルの視線を受けながら、早々に退散する。

ジマーに報告するために、特別風紀班の部署まで移動する間、通りすがりの警官・サンダースに侮蔑を受けたティラナ。彼女自身は無視をするつもりだったが、ケイは相手に突っかかり、候補者殺しでも、サンダースの家族を殺したわけでもないティラナを侮蔑したことを責め始める。ティラナがケイの服の裾を引っ張り止めさせ、エレベーターで二人きりになったのをきっかけに、彼女はケイにああいった事を辞めるようにという注意と、礼を述べたのだった。

しかし、ケイはいつもティラナに対して「宇宙人」と差別用語を使うとティラナはツッコミ、ケイはそのことに対しては、自分のは冗談みたいなものだと、チンピラが彼女の事をカッコつけでビッチと呼ぶことを例に挙げて説明する。ケイの意図を汲み取りつつ、その例えに少し照れたティラナは、自分はケイの彼女では無いとその点を強調して、地球とセマーニの差別意識についての話は、これで終わりという事になった。

ジマーに死体操りの件を報告したティラナ。このミルディを使えるものは早々いないため、ゼラーダの仕業で間違いないという事になり、「魔法使いに気を付けろ」と通達しなければならないジマーは、その恰好のつかなさと厄介さにうんざりした様子なのだった。

セマーニ人が地球人の市長候補者を殺害すると言う事件は、ただでさえ差別意識のある地球とセマーニ世界の間に、さらなる差別意識を生み出しかねないと考えたジマーは、早々に事件の真相究明をしなければならないと話すが、そもそもゼラーダの居場所すら分からない現状だと、その難しさを訴えるケイ。しかしそこで、ティラナはこの事件で誰が一番得をするのかという、捜査の基本に立ち返れば良いと発言し、その場の三者は、殺害されたカーンズ候補の対立候補者としてメディアに取りざたされるモゼリーメ候補に視線を集めたのだった。

 

ここから感想

クロイとティラナの入れ替わり騒動は、思った以上に何もなくAパートで終了。

先週がっかりしたモゼリーメの件を追わない点については、再度スポットがあてられたので安心した。それでも、入れ替わりであれだけ視聴者サービスしたのに、さらに今週もスク水ティラナというサービスっぷり。この続きはぜひともお色気無しの方向で、本編は駆け抜けていって欲しいな、少し飽きてきた。

それでも、ジマー宅のパーティーでティラナや女性陣、子どもと一緒にプールで遊ぶトニーや、子どもに候補者襲撃の映像を間違っても見せまいとするゴドノフ、少し戻ってヘルマンデスを怪しんで動いているケイ等々、セリフではなくキャラの行動でキャラ立ちさせるこの作品の、この作り方は本当に好感が持てる。ぜひとも、特別編もこのクォリティーであってほしいのだけど、できればファルバーニ語は地球語に直して、字幕なしだと良いな。

 

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